花に彩られた東行庵の風景

花のお寺としても有名な下関の 東行庵 は、維新の革命児・高杉晋作の墓所として知られています。

庵はこじんまりとした落ち着いた建物で、そこに広がる敷地は四季折々の花や木々が!
散策にはピッタリのコースには桜や紅葉、花菖蒲やウメに椿と、いつ訪れても私たちの目を楽しませてくれる風景が広がっているんです。

高杉晋作の墓所『 東行庵 』

東行庵

東行庵は山口県の下関市にあり、元々は奇兵隊軍監である山縣有朋がこの土地に建てた草庵でした。

💭 山縣有朋やまがたありともとは?
長州藩出身の人物で、のちに国軍の父と呼ばれるほど軍政家としての功績を残している人物。
現存する勲章の中でも大変名誉とされるイギリスのメリット勲章を授けられた一人であり、内閣総理大臣を務めたこともあります。

無鄰菴むりんあんと名付けられたその草庵は、後に山縣有朋から晋作の愛妾おうのに贈られました。

おうのさんは元は芸者さんで、晋作に身請けされた女の人です。
彼女は晋作が亡くなった後、出家して尼になり、晋作の墓を守って暮らしました。

これは「自分が死んだら墓を守れ。そうすれば伊藤博文や井上馨らがお前を支えてくれるだろう」と遺言を残したからだとか。

実際におうのさんは、伊藤博文や山縣有朋などを始め、晋作と親交のあった者たちに援助を受けました。

おうのさんはこの東行庵の初代庵主として、生涯を通し晋作の近くで過ごしたのです。

縁側

晋作には正妻がいましたが、どうやら共に過ごした時間はこのおうのさんの方が多いそうで…
傍を離れるときには「人に騙されないように」と声をかけるほど、おうのさんはおっとりとした性格だったようです。

子どもの頃に妓楼屋に売られて芸者となるために育ち、過ごしてきたので外の世界で溌剌と動き回る女性と比べるとのんびりとしていたのでしょうか?

そんな放っておけなさが晋作に愛されたのかもしれません。

後に、伊藤博文や井上馨、山縣有朋らの寄付によって建てられたものが現在の東行庵です。
一般公開はされておらず、毎年GWの期間のみ公開されています。

ぜひ建物の中まで入ってみたい、という方はGW中に訪れるのがオススメです!

花の寺と呼ばれる所以

東行庵

東行庵は功山寺の末寺で、花の寺と呼ばれます。
その名の通り、四季折々たくさんの花々で彩られたお寺です。

とくに有名なのは、東行池に広がる花菖蒲の美しさ。
そしてこれからの季節には紅葉の名所としても多くの人に知られています。

東行庵の紅葉

これから始まる紅葉シーズンにはピッタリの場所!
11月には毎年「モミジ祭り」が開催され、夜間ライトアップなどで賑わいます。

宵闇に映し出される紅葉の美しさは言葉では言い表せません。

ぜひ足を運んでみてくださいね。

アクセス

場所 東行庵
住所 山口県下関市吉田1184
TEL 083-284-0211(問い合わせ先:東行記念館)
拝観時間 なし(年中無休)
※東行記念館は9:00~17:00まで
料金 無料※東行記念館二階は有料です。
交通アクセス
  • JR小月駅からバスで14分⇒「東行庵入口」バス停から徒歩5分
  • 小月ICから車で10分