柳井の民芸品『金魚ちょうちん』ってどんなもの?

金魚ちょうちん って見たことありますか?

山口県柳井市の郷土民芸品で、
赤と白の胴体にくりくりのパッチリとした黒い目が愛らしい金魚の姿をした提灯です。

夏になると柳井の白壁の町並みでは
軒下に金魚ちょうちんが吊り下げられて

紅白の尾がひらひらと風に揺られ、
かわいらしく涼しげな風景を見せてくれます。

金魚ちょうちん の歴史

金魚ちょうちん

柳井の金魚ちょうちんの歴史は約150年ほど前
江戸時代の頃まで遡ることができます。

かつてロウソク屋を営んでいた熊谷林三郎氏という方が、
青森県の「ねぶた」をヒントにつくったそうです。

夏祭りを迎えると
子どもたちはちょうちんに火を灯し、

浴衣を着て宵の町へと出かけていたのだとか…

一番最初に作られた金魚ちょうちんは、
柳井の伝統織物『柳井縞』の染料が用いられていました。

💭 柳井縞って?

柳井が商業土地として栄えていた江戸時代に発達した、縦じま模様の素朴な木綿織物。江戸時代から高い品質で定評がありました。

国内の織物業が衰退するにつれて『柳井縞』も途絶えてしまい、幻の織物とされていたものが、現在「柳井縞の会」によって復興が試みられています。

親から息子へ伝えられていた金魚ちょうちん

その作り方はべつの方に引き継がれ、
第二次世界大戦頃までは作り続けられていたといいます。

その後、一度は途絶えていた『金魚ちょうちん』でしたが
昭和十七年の夏、上領芳宏さんという方が文献にあるこれに目を付けました。

戦後独自の技法を加えて作られた『金魚ちょうちん』は
可愛らしくうつくしい佇まいで今も柳井の町を彩っています。

今では山口県の代表的な民芸品として
多くのひとに知られています。

柳井金魚ちょうちん祭り

金魚ちょうちん祭り

柳井の民芸品である金魚ちょうちん

夏になると、
柳井の町を色鮮やかにして出迎えてくれます。

お盆には『金魚ちょうちん祭り』が開催!

約4,000個の金魚ちょうちんが
軒下やあちこちに吊り下げられるんです♪

そのうち約2,500個ほどに灯りが灯されて、
幻想的な空間を作り出します。

青森の「ねぶた」をヒントにつくられたとあって、
『金魚ちょうちん祭り』でも『金魚ねぶた』が祭り会場を練り歩きます。

賑やかで幻想的なお祭りは、
見るものを魅了させるステキな夏祭りです^^

つくってみたい金魚ちょうちん

金魚ちょうちん

赤と白のコントラストがうつくしく、
くりくりのお目めが愛らしい金魚ちょうちんが欲しい!

むしろ、自分で作ってみたい!

なんて、思ったりしませんでしたか?
実はあるんです、金魚ちょうちんの工作キット!

お子さんの夏休みの工作にも最適ですし、
観光客の方にはお土産やインテリアとしても人気です。

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