戦艦「陸奥」の沈んだ海を望む周防大島の『陸奥記念館』

陸奥記念館 は、山口県周防大島町にある博物館です。

周防大島の沖合で沈没した戦艦陸奥の資料が展示されています。

戦艦陸奥

陸奥記念館
陸奥記念館の開設は、1972年。

記念館が開設される約30年ほど前…

昭和18年(1943年)の6月8日

周防大島の沖合、
広島湾の柱島泊地に停泊していた陸奥から原因不明の爆発が起こりました。

艦体が真っ二つに折れるほどの大きな爆発です。

当時、陸奥に乗っていた乗組員は1474名。
そのうち助かったのが353名で、1121名の方が亡くなったそうです。

戦後に一度、引き揚げを試みたらしいですが
海底での作業は困難を極め、断念されました。

昭和45年(1970年)に再び引き揚げ作業が行われ、
遺骨や遺品、そして主砲など艦体の75%が引き揚げられました。

陸奥記念館にはこのとき回収されたものや、
全国から寄せられた遺品などが展示されています。
 

陸奥記念館 の展示

陸奥記念館・展示
陸奥記念館には戦艦陸奥に関する資料が数多く残されています。

開設当時は別の場所に建っていたらしいですが、
平成6年に現在の場所に移動しました。

こちらでは多くの戦艦陸奥の写真を見ることができます。

「戦艦」と聞いても「まあ、大きい船なんだろうな」と
ぼんやりしたイメージしか持っていなかった私ですが、

やはり写真をみるに実物はかなり大きいんですね。

なんとなくのイメージは持っていても、実際の姿を目にすると違います。

写真の中でさえ、甲板に立っている人がとても小さく見えました。

展示

他にも引き揚げられた陸奥の部品など、
大変貴重なものも展示されています。

「海に沈んだ」という知識はあっても、

実際に展示されている艦体の一部や遺品にフシツボなどが付着しているのを見ると、
なんとも言えない気持ちが胸に広がりました。

1943年に沈んでから1970年に引き上げられるまで、
なにもかもが暗い海底の底に沈んでいたんですよね…

遺族から寄贈された乗組員の方々が書いたお手紙なども展示されていて、
その中には家族を気遣う言葉が添えられていることも多く、胸が詰まりました。

また、展示は館内だけでなく外にもあります。

少しわかりにくいですが、
駐車場出口の近くに「野外展示場」の小さな看板があります。

それに沿って階段を上っていくと、
海底から引き揚げられた戦艦陸奥の艦首、副砲、スクリューが展示されています。

野外展示場

これを前にするだけでも、
どれほど大きな戦艦だったのかがわかりますよね。

そばには陸奥之碑と感銘碑があり、
またこの野外展示場から戦艦陸奥の沈んだ海を望むことができます。

海

県内には、他にも太平洋戦争にゆかりのある場所があります。

徳山湾に浮かぶ大津島という小さな島
そこに日本で唯一、回天訓練基地跡が残されています。

刻一刻と悪くなる戦局を変えるため、投入されることとなった特攻兵器。
神風特別攻撃隊と比べてその名はあまり知られていませんが、太平洋戦争が生み出した悲しい人間兵器です。

機会がなければ、あまり足を運ぶ人も少ないかもしれませんが…
一度でもきちんと向き合ってみると、私たちの中の何かが変わるかもしれません

アクセス

陸奥記念館
〒742-2601 山口県大島郡周防大島町伊保田2111
[TEL]0820-75-0042
[営業時間]9:00~16:30
[入館料]大人 430円
    小人 210円
[交通アクセス] 
・山陽自動車道玖珂ICから国道437号線で周防大島伊保田方面へ約70分
・JR山陽本線大畠駅よりバスで約70分


 

なぎさ水族館、陸奥キャンプ場も隣接しています。
周防大島なぎさパーク

陸奥記念館までは周防大島に入ってから少し長い時間、海岸沿いを走るので、途中道の駅に立ち寄って休憩してみるといいかもしれません♪

周防大島の美しい海を眺めながら みかんづくしの旅へ

2017.12.08