「来ちゃった」「来なさった」どっちなの!?山口の紛らわしい方言!

紛らわしい山口の方言 って、どういうこと?
きっとそう思われてる方も多いと思います。

紛らわしい山口の方言

瑠璃光寺
前々回は『広島と似ている山口の方言
前回は『ちょっとカワイイ山口の方言』を紹介しました。

今日はちょっと珍しい
山口弁の尊敬語についてです。

敬語、尊敬語で話しているのに
方言が出てくるってどういうこと~?

と思いますが、出ちゃうんです。
尊敬語なのに、方言の顔が(笑)

「~ちゃった」=「~なされた」

机
県内では感覚として使い分けがされているので
標準語と比べるとたいへん紛らわしくなるのですが

尊敬語として用いられる表現が
この「~ちゃった」です。
 

【例】
💭「〇〇先生は来ちゃったかいね?」=「〇〇先生は来られましたか?」

 
もともと「来ちゃった」は
「来なさった」という尊敬語

似たような表現だと
関西弁の「来はった」が近いと思います。

普通だと「~なされた」「~なさった」という尊敬語が
「~ちゃった」となるわけですね。

たとえば標準語で
さっきの言葉を受け取ってみると、

【例】
💭「〇〇先生は来ちゃったかいね?」=「〇〇先生は来てしまいましたか?」

 
と、なります。
印象がかなり違いますよね~

山口では「~しちゃった」「~しちょっちゃった」は
「~された」「~されていた」となりますが

標準語で受け取ると
「~してしまった」「~してやった」となります。

なんてまぎらわしい~~!!

福岡にいたときも「敬語なのにめっちゃ方言出てるな~」と
思っていましたが山口も負けていなかった!!
 

💡ちなみに!

福岡といっても福岡、博多、筑後、久留米、北九州弁とやっぱり県内で方言は違ってきますが、その方は「~しとんしゃあ」という尊敬語をよく使われていました。

意味としては「してらっしゃった」となります。

【例】
💭「〇〇先生はいつもきちんとしとんしゃあね」=「〇〇先生はいつもきちんとされているね」

 
似たような方言ではありますが、こちらの方は山口の方言よりは紛らわしくないので誤解されるということはありませんね☻

 
さらに、同じ山口の方言で「~ちゃった」といっても
尊敬語として使われる場合とそうじゃない場合があります。

【例】
💭「〇〇がおかしいこと言うけえ、笑っちゃったいや」=「〇〇が変なことを言うから笑ってやった」

 
こちらは文脈で
なんとな~く読み取れるんじゃないかな?

たとえば同じ「笑っちゃった」という方言でも
「先生が笑っちゃった」は「先生が笑われていた」となります。

区別するわかりやすい違いは、イントネーション

尊敬語で使われるときの
イントネーションは「ちゃ」の部分を一番強く発音します。

「先生が来ちゃ(↑)った(↓)」

 
標準語、東京弁だと
語尾が上がります。

「先生が来ちゃっ(↑)」

 
う~ん、これだとわかりづらいかな?

「やっちゃ(↑)った」
「やっちゃっ(↑)」

 
これだとわかりやすいんじゃないでしょうか?

「されていた」と「やってしまった」

イントネーションでこれだけ意味が違ってきます。

まとめ

尊敬語なのに方言があることもそうですが、
イントネーションの違いだけで

これだけ意味のとらえ方が
変わってくるのはすごく面白いですよね。

もともと山口と東京はアクセント類型が同じなので
あまりイントネーションに差がありません。

県内でも多少の差はあれども、
大きな方言差というものも少ないので

比較的他県から来た人でも
「何を話しているのかまったくわからない」ということはないと思います。

そのせいなのか、山口から他県へ出た人は
その土地の方言が移りやすいように思います。

ただ、たとえ山口の方言を抑えていたとしても
地元の人たちと話すと一瞬でもとに戻ってしまうんですけどね~

幼いころから親しんだ方言は
体に染みついているということです。

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