「津和野のおいなりさん」と親しまれている太鼓谷稲成神社に行ってきました!

太鼓谷稲成神社 に行ってきました!

島根県鹿足郡津和野町にある神社で
「津和野のおいなりさん」として知られています。

その昔、津和野藩の7代藩主亀井矩貞かめいのりさだ
領民安寧のために京都伏見稲荷大社から勧請を受けて

創建したのが始まりとされています。

太鼓谷稲成神社

太鼓谷稲成神社
太鼓谷稲荷神社はかつての
津和野城の一角に位置していたので、

現在も山の中腹に社殿があります。

社殿

創建された当初は藩主しか参拝ができなかったそうですが
廃藩後は庶民も参拝することができるようになりました。

現在は、参拝するには表参道を歩いて登るか
裏から車で登るかのどちらかになります。

雰囲気から楽しむなら、
私はもちろん表参道を歩いて登る方をオススメします!

表参道には奉納された1000本の朱塗りの鳥居が連なっているんですよ~^^
まるで京都の伏見稲荷大社を彷彿とさせます。

実は太鼓谷稲荷神社は、

京都の伏見稲荷大社
茨城の笠間稲荷神社
宮城の竹駒神社
佐賀の祐徳稲荷神社

これらと並んで日本五大稲荷のひとつに数えられています。

御祭神は宇迦之御魂神うがのみたまのかみ
伊弉冉尊イザナミノミコトの二柱。

お稲荷さま
おいなりさんなだけあって、
やはり境内のあちこちにおきつねさんがいらっしゃいます。

お稲荷さん
実は参拝したのは1月の4日。

まだ初詣で訪れるひとが多く、
大変混雑していましたがそのおかげで珍しいものを見ることができました。

お供えもの
本殿のお賽銭箱の両脇に並ぶ
「油揚げ」の山です。

参拝客が多いのでこんなにこんもり(笑)

太鼓谷稲成神社では
古来より稲成大神様へのお供え物として

「油揚げ」と「ローソク」をお供えする習慣があるそうです。

神様の使いである狐の好物が
「油揚げ」という話は有名ですよね~

白狐
出典:https://www.photo-ac.com/

ものすご~く厳密に言ってしまうと、

「狐の好物=油揚げ」

というのは間違った認識が広がってしまった
結果だと言われていますが、まあそれはそれ!これはこれ!

せっかくなのでお供えしたいですよね^^

太鼓谷稲荷神社ではお供え用のお揚げと
ローソクが150円で用意されているので、

そちらをお供えしちゃいます!

油揚げとローソク
持参する場合、封は破かず袋に入れたまま
お供えするのが好ましいでしょう。

社名の由来

ここで少し豆知識を。
島根県鹿足郡津和野町にある太鼓谷稲成神社ですが
その社名は少し変わっています。

「稲成」

普通、稲荷神社は「荷」の字が使われますが
太鼓谷では「成」です。

「稲荷」と「稲成」

読み方は同じですが
「稲成」の「成」という字には

願望成就・大願成就の意味が込められているといいます。

それはある言い伝えからです。

「稲成」の言い伝え

安永2年(1773年)京都の伏見稲荷より「お稲荷さま」が勧請された直後のこと。
三本松城の蔵番が蔵の鍵を失くしてしまいました。蔵番は必死になって探しましたが、どこを探しても一向に見つかりません。

おそるおそる蔵番は事の次第をお殿様に申し上げました。すると殿は大変ご立腹し「七日間待ってやる。その間に探し出さねば捨て置かん」と蔵番に申し付けたのです。

焦った蔵番は懸命に鍵を探しました。けれども鍵は一向に見つからず、思い余った蔵番は殿以外参詣を禁じられている「お稲荷さま」に七日間の願をかけ、密かに参詣を続けました。

そうして願開けの七日目の朝、自宅の自在鉤の当たりでチリンチリンと音がしました。
不思議に思い音のする方へ近づくと、あれだけ必死に探しても見つからなかった蔵の鍵がかかっていたのです。
蔵番はその鍵を持ち、殿に報告しようと大急ぎで城まで走りました。

そうして無断で「お稲荷さま」に参詣したことも正直に話し、厳しい処罰を受けるつもりでいました。

蔵番が鍵を返すと、殿は「どうやってみつけたのだ」と問われました。蔵番は包み隠さず正直にすべてを報告し、そうして処罰をお願いしました。
すると殿はたいそう感心され「正直なやつだ、もうよい」と快く蔵番をお許しになりました。

蔵番の話に「願望成就の御神威が高いお稲成さま」とあったことから「稲成」の「稲」に「願望が成る」と取って「稲成神社」と名を改めたといいます。

伝承のため確証はありませんが、
今もなお人から人へと語り継がれているお話です。

なんだか少しロマンがありますよね^^

ちなみに以前ご紹介した山口県のパワースポットとしても有名な元乃隅稲成神社

こちらも「稲成」神社です。

元乃隅稲成神社の方は
太鼓谷稲成神社から分霊されて建立した神社なので

「成」の字が使われています。

津和野の魅力

津和野には太鼓谷稲成神社だけでなく、
観光スポットがたくさんあります。

有名な文豪、森鴎外の出身地としても知られていて
近くには「森鴎外記念館」

絵本のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞」を受賞した世界的な画家
安野光雅先生の出身地でもあり「安野光雅美術館」が設立されています。

山陰の小京都とも呼ばれていて
町の中心部にある殿町通りの

城下町時代の古い佇まいを残した風情ある町並みは
どこか心を落ち着かせてくれます。

山口からはSLに乗って津和野まで来ることもできるんですよ!
今なお多くの人に愛され運行しているSL「やまぐち」号

蒸気機関車に乗って古都をめぐる旅…

なかなか風情のある旅行になるのではないでしょうか^^

SLは津和野駅に到着しますので、
事前に発着の時間を調べておけば

黒い煙を吐き出し走る蒸気機関車を写真に収めることができますよ~!

アクセス

太鼓谷稲成神社
〒699-5605
島根県鹿足郡津和野町大後田409

[TEL]0856-72-0219
[駐車場]約100台(無料)
[交通アクセス] 
・JR山口線津和野駅から徒歩30分、タクシー5分
・山口方面から 中国高速自動車道 小郡IC下車、国道9号線を益田・津和野方面へ(約一時間十分)
・広島方面から 中国高速自動車道 六日市IC下車、国道187号線を益田・津和野方面へ(約一時間)