京都市左京区嵯峨にある 大覚寺 は、落ち着いた佇まいの真言宗大覚寺派大本山。

大覚寺

華と心経の寺として親しまれていますが、皇室ゆかりの由緒ある寺院です。

私も何度か足を運んだことがありますが、とても静かでゆったりとした空気の流れる居心地の良いステキなところです^^

11月の終わり、紅葉の時期にまたお邪魔してきました♪

 

大覚寺の歴史

 
始まりは1200年以上前、嵯峨天皇の離宮として建立されたころまで遡ります。
それが大覚寺の前身、離宮嵯峨院です。

大覚寺

嵯峨院が大覚寺となったのは、貞観18年(876年)
嵯峨天皇の孫にあたる恒寂入道親王を開山(初代住職)として開創されました。

鎌倉時代には、後宇多法皇がここで院政を行ったことから当時は『嵯峨御所』とも呼ばれていて、
明治初頭までは代々天皇、もしくは皇統の方が門跡(住職)を務めた、たいへん格式高い門跡寺院です。

やはり天皇ゆかりの寺院、旧嵯峨御所と呼ばれるだけあってその佇まいは京都御所とすこし似ています。

廊下

諸堂を結ぶ「村雨の廊下」などは有名ではないでしょうか?

村雨の廊下
回廊

縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊が稲妻にたとえられています。
天井は刀や槍を振り上げることができないように低くなっており、床は鴬張りとなっています。

歩いているとキュイキュイと音が鳴って楽しいですが、たしかにこれはこっそりと忍び込んだりできないです

昔のひとの知恵はすごいですよね、、

 

華道嵯峨御流

 
嵯峨大覚寺はいけばな発祥の花の寺でもあり、「いけばな嵯峨御流」の家元でもあります。

嵯峨天皇が嵯峨院を造営した際に作庭した、現存する日本最古の庭池「大沢池」の菊ヶ島に咲く野菊を手折り、器にいけて「後世、花を賞づるもの、宜しく之をもって範とすべし」と述べられたのがはじまりとされています。

毎年4月には「嵯峨天皇奉献 華道祭」が開催され、多くのいけばなが展示されています。

ちなみに先日、私が大覚寺へと訪れたときには「嵯峨菊展」が行われていました。

大覚寺「嵯峨菊展」

この季節になるとあちこちの神社やお寺で菊が飾られていることが多いですが、大覚寺でおこなわれている菊展は11月1日~30日までと少し時期がずれています。

嵯峨菊展

大覚寺の菊は、他とすこし雰囲気が違うんですよ^^

菊と廊下

嵯峨菊といわれるこの菊は、嵯峨天皇の御代。
境内の大沢池の菊ケ島に自生していた嵯峨独特の野菊です。

嵯峨菊
嵯峨菊

糸のように細い花弁がとても繊細でうつくしい花。

嵯峨流とも関係があり、育て方にも様々な流儀があるのだとか。

境内をみている間も、先生とお弟子さんかな?という方々が嵯峨菊の前でなにやらお話をされている姿もみかけました。

大覚寺はいつ訪れても雰囲気が良くて落ち着くところですが、景色を楽しむなら私は11月中旬から後半をオススメします!

嵯峨菊と紅葉

色とりどりの上品な佇まいの嵯峨菊と、燃えるように色付いた紅葉の組み合わせはとても美しくて見ごたえがあります。

大覚寺紅葉

嵯峨菊展は11月30日で終わっていますが、紅葉はまだギリギリ見頃だと思うのでぜひ足を運んでみてくださいね♪

この時期は夜間にライトアップも行われていて大変きれいなんですよ~

大覚寺ライトアップ
出典:https://www.photo-ac.com/
 

戊戌ぼじゅつの年「平成30年 御開扉」

 
大覚寺は花の寺でもありますが、心経のお寺。
般若心経の根本道場として知られています。

境内に建つ心経殿には、弘法大師空海のすすめにより嵯峨天皇が浄書された直筆の般若心経が奉安されています。

他にも後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇の直筆の般若心経を奉安し、薬師如来像が安置されています。

内部は非公開で、勅封、つまり開扉は60年に1度だけ。

ちなみに次の勅封はなんと平成30年。
来年なんです!

「勅封般若心経戌開封法会」

10月 1日 心経殿御開扉『開白法会』
11月30日 心経殿御閉扉『結願法会』

60年に1度の開封なので、この期間中にぜひ足を運んでみてくださいね^^

 

大覚寺 銘菓・麩せんべい

 
大覚寺の売店ではお守りやお香など素敵なものが販売されていますが、お土産として購入されるなら大覚寺銘菓の麩せんべいがオススメです。

大覚寺銘菓

京菓子で有名な千本玉壽軒さんが作られている麩せんべいですが、この菊家紋が施されている麩せんべいは大覚寺にしか置いていません。

麩せんべい

皇室ゆかりの大覚寺ならではのお土産です。
お味もとても上品な甘さで、お茶を淹れていただくと、なんだか京の上流階級の気分を味わえちゃいます♪

 

アクセス

 
旧嵯峨御所大本山 大覚寺
〒616-8411
京都府京都市左京区嵯峨大沢町4
TEL:075-871-0071

》拝観時間
午前9時~午後5時
(受付時間は午後4時半まで)

》拝観料
大人:500円 小中高:300円

》公共交通機関
JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分
阪急「嵐山駅」から徒歩約35分
京福「嵐電嵯峨駅」から徒歩約25分

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